FC2ブログ

ルィスフガーデン

鏡よ鏡。もう少し手加減しておくれ。自分の美しさで目が眩んでまともに鏡も見られない。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

魔法少女みおみ☆マギカ 第二部

みおみ☆マギカ




 悲しき犠牲を経て収束した「ワルプルギスの夜」。
 ところが、災厄の予兆と引き換えに、久那織市では「白魔女」なる脅威が魔法少女を脅かしていた。
 暗躍する怪しき獣に心を惑わされる魔法少女たち。
 みおみの祈りは、いかなる希望をもたらすのか?

 「ワルプルギスの夜」はなぜここに現れたのか。
 「ワルプルギスの夜」が見滝原を襲う前に、いったい何が起こったのか。

 それは まどかの魔法につなぐ、ひっそりと咲いたみおみの魔法。


◆◆まえがき◆◆

 第二部からは、読者様より募集致しました原案に基づいた新規キャストを中心に物語は展開します。
 どうかお気持ちを新たに、新キャラクターが繰り広げる物語を御覧下さいませ。

スポンサーサイト

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

第1話 アタシの秘密、知りたいか?

『……「白魔女」?』
『そうさ』
澄み渡る青い空に、ひとかたまりの白い雲がゆったりと流れてゆく。
教室の窓の外の田園風景を、千歳(ちとせ) すずは頬杖をついてぼんやりと見るともなしに眺めながら脳裏に聴こえるキュゥべえの話に相槌を打った。
『なにそれ』 続きを読む

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

第2話 なんてデタラメな

 ぽーん、と教室の中で紙くずが宙を舞う。
「おりゃー!」
「はいっストライクー!」
「ばかやろてめえ俺まで届いてねえじゃねえかよ!? 」
 バット宜しく箒をフルスイングした男子生徒が手前に力なく落ちた紙くずを拾い上げて投げ返した。
「わりーわりー」
「……あ、あの……」
 机を端に寄せられた教室内で、掃除道具で野球の真似事をして遊び呆けている男子生徒たちに、藍緒(あいお) ゆりが箒を握りしめておずおずと呼びかけた。 続きを読む

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

第3話 悪いけど、お断りよ

 窓から降り注ぐ蒼白い月明かりに照らされてベッドに横たわるすずは、ぼんやりと天井を見上げながら今日の夕方、桂華から聞かされた話を反芻していた。
『今のアタシは「白魔法少女」ってやつでさ』
 夕焼けに染まる橋の上で、掌に載せられた、頂点の突起に白いリボンを結びつけられたクロームイエローのソウルジェムを見せながら桂華は言った。
続きを読む

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

第4話 友達が辛いのは、アタシも辛い

『んじゃ! 明日から教室でもよろしくなっ!』

とか言いつつ桂華はすずとは別のクラスに編入されていた。 続きを読む

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

第5話 おまえらの力が必要なんだよ

『ほい』
『……ありがと』
 通学路の途中にある自動販売機とベンチが並ぶ一角で、桂華が放り投げた缶ジュースをすずは淀みなく受け取った。
 隣にどかりを尻を放り出すように腰掛けた桂華がプルタブを引き起こし、さっさと中身をあおり始める。 続きを読む

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

第6話 例えどんな汚い手だろうと

 ある日の久那織南中学校の昼下がり。
 御鐘 薫は廊下の曲がり角に潜んで「その時」を待ち構えていた。
 壁に身を寄せている薫の様子は普段教室で見せる姿と全く異なり、あまりの緊張に唇を引き結び、柳眉を釣り上げ顔を紅潮させており、自身の状態に気を配るゆとりも失っている。 続きを読む

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

第7話 まったく。あのおバカは

 無限に広がる青空の世界の中、縦横に張り巡らされたロープの上を薄紫のメイド服姿のゆりが必死な顔で駆け抜ける。
 涙で顔をくしゃくしゃにしながらも、魔法少女としての身体能力と平衡感覚が危なげもなくロープの上を走らせ、靴がロープを蹴るたびに無数にたなびくセーラー服が跳ね踊った。
「もうやめて!? 薫ちゃん!? 」
 絶叫するも、遠い先にいる巨大な異形、三対六本の腕を生やした古めかしいセーラー服の魔女は無数の机を、椅子を、学生の下半身のみの形状の使い魔をばら撒くことを止めない。 続きを読む

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

第8話 もっと深刻な矛盾点

「うきえ・けいか……?」
 職員室で、すずを怪訝に見返した教師の口がそう動くのが見えた。
『知らない。そんな生徒はいない』
 続いて差し出したノートサイズのホワイトボード(一般人との筆談用に携帯しているものだ)に教師が書き込んだ内容を見たすずは、喫驚しながらも桂華が編入されたはずの余所のクラスの教室を覗くが、桂華がいるはずの机には別の生徒が当たり前な顔で座って文庫本を広げていた。
「……これ……どういう、ことよ……?」
 教室出入り口脇で、すずは呆然と立ち尽くしていた。
続きを読む

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

第9話 救いは、あるんだ

「か……!? 」
 薫ちゃん、と言いかけて口をつぐみ、ゆりは改めて言い直して足を踏み出した。
「……御鐘さん!」
 焼却炉の脇にゴミ袋を置いた薫が、のろのろと起き上がってゆりを振り向いた。
 どこか疑惑に満ちた眼差しで、陰鬱に。
 その様子を見てゆりは胸が痛むのを感じた。
 そこには、かつての自信に満ち溢れた理知的な委員長としての輝きが全くなかったから。
続きを読む

テーマ:二次創作 - ジャンル:サブカル

次のページ

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。