FC2ブログ

ルィスフガーデン

鏡よ鏡。もう少し手加減しておくれ。自分の美しさで目が眩んでまともに鏡も見られない。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

クリサリス・エマージュ 第2話



次々と車が高速で往来する幅の広い国道。
その脇の、人通りも多い歩道から、走る車の群れを見つめてふらふらしている男がいた。
身なりは薄汚れ、お世辞にも整っているとは言えない。
口は半開き。だが目つきだけは切羽詰まったかのように緊張して見開かれている。
脂汗をたらし、歩道と車道の境目を踏んだり退いたりを繰り返す。
「もうだめだ……逃げなければ……金が……生きていても仕方ない……辛い……苦しい……もういやだ……」
ぶつぶつと早口で何かを呟き続けている。
息遣いが荒くなり、走行車を見つめる目つきが段々と引き攣ってくる。
そして。

車道に躍り出た中年男性が車に撥ねられ緑色の炎を撒き散らして爆発炎上した。
撥ね飛ばした乗用車は衝撃で半壊し中央分離帯に乗り上げ停止。
この事故では、車体に何者かを撥ねた痕跡がはっきり残っているにも関わらず、謎の爆発跡には死体はおろか何も残っておらず、運転手が軽いケガを負っただけで済んだ。


◆◆ ◆◆ ◆◆ ◆◆ 



◆明智 智晴・1◆

ガン、ガン。ジジジ。と雑多な音を響かせる鉄骨の建造物。
メガフロート『クリサリス』外縁のビル建築工事現場のひとつの敷地の前に、巨大な高級車が停止した。
先に回り込んだ運転手が丁寧に開いたドアから、数人の背広姿の男達が降り立つ。
「……こちらも順調のようですね。」
最後に降り立ちその鉄骨を見上げた白スーツを纏った男は、『クリサリス』に参入し合同出資した企業のうちのひとつ、『明智グループ』現会長 |明智 智満(あけち・ともみつ)の息子にして『明智製薬』の若き代表取締役社長、|明智 智晴(あけち・ともはる)だった。
「いま、中は見れますか?」
対応にやってきた現場監督が持ってきたヘルメットを受け取りながら訪ねる。
質問の形で訊いてはいるが、彼の言葉は実質、確定事項の確認に過ぎない。
ヘルメットをかぶり顎にヒモで固定しながら、同行者たちと一緒に歩き出す。
動き回る作業員たちとすれ違いながら、現場監督に話しかけようとしたその時。
『おぉ〜い新入り!またそんなムチャ』
「ぬう!? 心配無用だというに!」
そんな会話が聞こえた瞬間。
智晴を含む『明智グループ』の幹部連全員が同時に後頭部を強打されて前方に吹き飛ばされた。


◆台場 和馬・1◆

「む?」
長大な鉄骨を肩に担いだまま違和感に後ろを振り向く。
その動作につれ、水平に担がれた鉄骨が風を切るうなり声をあげながら迅速に旋回する。
「うわ!?」「あっぶね!?」
間一髪避けた作業員には目もくれず、先ほど感じた違和感の元を探る。
そこで和馬は地面に倒れ付す5人の背広姿の男たちを見つけた。
「おぉい!こんな所で寝転がってるヤツがいるぞ!?」
「おまえどこまで本気で言ってんだ!?」
惨状を目撃した数名の作業員たちが駆け付ける。
だが、診察するまでもなく、ヘルメットのおかげか白いスーツの男だけがまず起き上がった。
頭を軽く振りながら辺りを見回す。
そして一列に倒れる仲間と、和馬と、その担ぐ鉄骨を順番に眺めてから得心したようにうなずいた。
「……私はとても怒っています。」
「ふむ。カルシウムを摂取することを奨めるぞ。なにしろ怒ると胃に悪くてメシが食えなくなると腹が減るしするとまたイライラしてくるからな。」
「謝れと言ってるんですッ!?」
「わたしに?なぜ?」
「……君の担いだこの鉄骨が、私達を強打したからですよ。一歩間違っていたら誰か死んだかもしれません。」
自身の真横まで伸びる、和馬の担ぐ鉄骨を叩きながら告げる白スーツ。
「なるほど。それはすまなかった。」
「うわ!?」
先ほどの違和感の原因に納得した和馬は素直に頭を下げた。
その動作につれ角度を変えた鉄骨に、また白スーツが大仰に反応したが、和馬には意味が分からない。
「もう少し気をつけて作業してください!」
「いいだろう。」
これで話は終わったものと見なして和馬は作業に戻るべく後ろを振り向いた。

その瞬間、またも旋回してきた鉄骨が智晴の頭部を殴り飛ばしたが、今度はそれきり二度と起き上がってこなかったため、和馬は気付かずそのまま立ち去っていってしまった。


◆伊達 新星・1◆

玉虫を模したマークをプリントしたバイク、とある特殊機構を搭載したネオゼクトの新型、マシンゼクトロン・アンプリファイが『クリサリス』へ至る橋を駆け抜ける。
「なにもあんなに怒んなくてもよ」
ヘルメットの中で新星がぼやく。
数日前、『クリサリス』の地下通路で遭遇した所属不明のライダーにバイクを奪われたことを上司である織田に報告したところ、いつにも増して怒り狂った織田にけちょんけちょんに振り回された揚げ句『次に何か壊したら、おまえもそういうふうに壊してやる。真っ二つにしたら、おまえも真っ二つに。もし紛失したりしたら……そン時は生身の上にマスクドアーマーをジカに抱かせて東京湾に棄ててやる!わかったか!?』と、鉤爪のように曲げた五指をくねらせて怒鳴りつけてきたのだ。
その時の織田の目つきと言ったら尋常ではなかった。正気を失いかけ、ねじくれた神経が今にも爆ぜて切れそうな。
きっともし今度何か壊したら、本当にやると言ったことをやるだろう。
そしていま新星がまたがっているのは予備の二台目。
「……今度なんか壊したら、逃げよう」
そのことを想像し、身震いと共にそう心に決めたのだった。


◆台場 和馬・2◆

日もだいぶ傾いた夕刻。
バイト上がりの和馬は塗装工場へと足を運んだ。
「こんにちわー!店長ぅー!」
「おぉ、和馬くん。バイク仕上がってるよ」
応対に出てきた店長に案内されて、布を被った一台のバイクの前へやってくる。
回り込んで布をはぐられたそこに現れたのは、マシンゼクトロン・アンプリファイ。
数日前、和馬が『地下通路で』『拾った』バイクである。
カウルに施されていた『甲虫みたいな変なマーク』を、自分好みのものに変えるためにここに塗装変更を依頼したのだ。
「前のもたいがいだったけど、なんでセミなのかね?」
新たにカウルに刻まれたのは、すなわちセミを模したマーク。
「いまの我が使命の顕れだ。」
「しかし『ZECT』てもの聞かないメーカーだね。大丈夫かいこのバイク?」
「問題ない。感謝する」
手を振る店長に見送られ、和馬はバイクに跨がって走り去っていった。


◆明智 智晴・2◆

夕闇に沈む『クリサリス』の外縁環状道路を走る大型高級車。
だが今その車内には、壁に仕切られたところにいる運転手を除いては明智 智晴がひとりいるのみであった。
他の四人のグループ幹部は鉄骨強打によって首を痛めたため、近くの病院に検査に遣ったのだ。
当の智晴は頭に包帯を巻いたまま、比較的痛みが軽微だったため業務を続行している。
その智晴は今、耳にあてた携帯電話の相手とおもしろくもない会話を展開していた。
「……ですから、そんなものに所属する気はありません。そしてアレもお渡しするわけにはいきません。何度訊かれても同じことですよ」
その通話の相手は、剣呑な内容の台詞を口にするが。
「やめておいたほうがいいですよ。私どもも奴等に関してはそれなりに調べを進めています。もし私を含めたウチの係累に、行方不明も含めたなんらかの被害や問題が起こった場合、それらの情報を、あなたがたの言う『もう一方』にお渡しします。……ええ。興味ないんですよ。あなたがたも、あちらもね。」
言って一方的に通話を切った。
「やれやれ。いたいけな薬屋をいじめて何が楽しいんですかねぇ。 ……ん?」
ふと、懐に携帯電話をしまうにつれ見えた車外の風景に、小振りな物体が入るのが見えた。
それはなんとこの走行中の乗用車と平行して飛ぶ虫の姿。
その羽虫は、智晴が自分を確認したのが分かったのか、直後加速して飛び去っていった。
それを見送った智晴は再び携帯電話を取り出した。
「……すみませんが、このあとの会合には欠席します。……ええ。君におまかせしますから。それから、こちらにバイクをまわしてください。」
そして携帯電話をしまい、今度は運転席へのインターフォンを取り上げる。
「すみません。行き先変更です。」


◆伊達 新星・2◆

『クリサリス』の地下層。
地上層を支える十数メートルもの柱が何本も立ち並び、メガフロートを構成するブロックごとを区切る壁が暗闇の果てに垣間見える。
その暗闇の中、まぎれて蠢くワームの群れがあった。
「だああてめえらいつの間にかこんなところまで増殖しやがってえええ!?」
そこへ地を蹴立てて走り込む伊達 新星。
ジョウントを抜けて飛来したジェイルゼクターを左手で掴み取り、右手『ジェイルグローブ』の甲へと押し当てる。
「変身!」
《ヘンシン!》
組み合わせた両手を腹まで押し下げてセットアップ。
瞬く間にその身を『仮面ライダー ジェイル・マスクドフォーム』へと転身させる。
《フォースフィールド!》
『どおおりゃああああ!』
続けて攻性障壁を展開し、虹色の輝きに包まれたまま十数体ものワームの群れに飛び込む。
『おまえらアレだろ!? 実はタンスとか冷蔵庫のすき間とか入れるだろ!?』
正面に右拳、左拳。背後へは踏み込みの反作用を込めた背中による体当たりを。
これまでの人生で片手間に習得したあらゆる体術を駆使してまさに八面六臂の暴虐を尽くすジェイル。


◆明智 智晴・3◆

「害虫駆除というのは、まさにうってつけなわけですよ。」
自らのゼクターに導かれ、明智 智晴は『クリサリス』の地下層の、とあるブロックへやってきた。
「『ワームホイホイ』なんてものが開発・商品化できたら、多少は見逃してあげられるんですけどね。」
遠く蠢くワームの群れへと歩みを進める。
そこへ、旋回してきた羽虫・・マホークゼクターが飛来する。
花の蜜を採取するために透明な翅で滞空する紡錘形の体躯がよく蜂に見間違われる『オオスカシバ』と呼ばれる蛾の一種。それを模したものがこのマホークゼクターである。
そのマホークゼクターへ向けて智晴は左腕を差し出した。
彼の前腕に装着されているのは、『仮面ライダー ライダーフォーム』の前腕側面のプロテクターに酷似した幅広の腕輪であった。
これこそが明智 智晴のイクイップデバイス『マホークガントレット』。
手首からヒジの手前までを覆うそのプレート表面にはセットアップレールが設置され、そこへ正対するコースで飛来するマホークゼクターはそのまま、セットアップレール上へと滑り込むように『着地』した。
装着の瞬間、肩の高さのままヒジを後方へ下げ衝撃を殺す。
「変身。」
《ヘンシン!》
音声が認証を告げ、そのポーズのままアームガードから全身へハニカム構造状に展開形成される装甲。
まるで垂直尾翼が二枚並んだかのように盛り上がる背面装甲。両肩に装着されたラウンドシールド(円形の盾)。ハンマーヘッドシャークのように左右に張り出した部位を持つ頭部。全体をグリーンで彩られた奇形の鎧。これが明智 智晴が変身した姿『仮面ライダー マホーク・マスクドフォーム』であった。

『マホークトライブ射出。』
《マホークトライブ。》
音声認証後、両肩のラウンドシールドの外周部に等間隔で設置された十二基のスリットすべてから同時にジャカ、と音を立ててマホークマイザーが頭を出した。
そして一斉に射出される計二十四基のマホークマイザー。
一拍置いて再びすべてのスリットからマイザーが頭を出す。
それを二回繰り返し、合計七十二基のマホークマイザーがワームの群れめがけて飛び立ってゆく。
『六基編隊を構成。フォックストロットは突撃して先制。その後アルファ、ブラボーは牽制。残りは三基ごとに再編し隙を見付け次第突撃せよ』
智晴の指揮操作の元、左右から、まるで戦闘機のごとく単位陣形を組んで襲いかかるマホークマイザー。
最初の数発の爆発あと、散発的にワームへ突撃・炸裂してゆくマイザーたち。
『どおおぉおお!?』
そこへ、爆撃に蹂躙されるワームの群れの中からこちらへと転がり出てきた者がいた。
虹色の輝きに包まれたマスクドフォーム仮面ライダー
『……いたんですか。ネオゼクト。』
『あああてめぇ!?』
呼びかけられたネオゼクト所属のライダーは、跳ね起きるなりこちらへ怒鳴りつけてきた。
『ゼクトの悪質勧誘電話の次はネオゼクトですか。まったくしつこいったら。昼の鉄骨といい今日はなにか祟られているんですかね』
『知るかッ!? 今日の俺は通りすがりだ!』
怒鳴る相手は、かつて自らの陣営に取り込もうと接触してきた時のネオゼクトの人間の中にいたことがあり、一応の顔見知りだった。
『まあどうでもいいですが。離れてないと、マホークトライブの餌食になりますよ?』
『上等だ!てめーのハエごと叩き潰してやるぜ!』
『ハエじゃありません。オオスカシバと言ってで』
『ひとぉーつ!』
突如、その言い合いを打ち破る巨大な声がビリビリと響き渡る。
反対側の壁に反射して山びこ現象が起きるほどの声量である。
あんまりな大声に思わず毒気を抜かれて黙り込むふたり。


◆伊達 新星・3◆

『ひとぉーつ! 人様の皮をかぶり!』
隣のマホークとそろって眺めるワームの群れのそのまた向こうに、いつぞや新星が地下通路で出会ったあの巨体ライダーが出現していた。
『……あンのヤロ』
『ふたぁーつ!』
言いながら巨体ライダーは、ベルトバックルのセミ型ゼクターの翅を押し上げる。
アーマーパージのためのチャージアップが始まり、マスクドアーマーがパーツ単位でせり上がり電光がボディを這い回る。
『不埒な偽物三昧!』
『ここで会ったが百年目!あいつからブチのめしてやる!』
隣のマホークをさて置き、ずかずかと巨体ライダーへと歩いてゆく新星。
『どけ!おら!』
進路上にいるワームを攻性障壁を纏った裏券で払いのけながら最短距離を突き進む。
『おいコラおまえ!』
『みぃーっつ!見事駆逐してくれよう!』
新星の呼びかけが聞こえた様子もなく巨体ライダーは、台詞とともにゼクターの翅を元の位置に引き倒した。
その瞬間、ものすごい勢いで巨体ライダーが丸ごと新星めがけて飛んできた。
『どおぉおぉおお!?』
真正面から巨体のボディアタックを喰らい、まるで抱きつくように絡まって、新星が歩いてきた道筋をごろごろと逆戻りしてゆく。
その途上でワームを2〜3体巻き込んだ気がしたがそれどころではない。
マホークの横を転がり遠く過ぎていったところでようやく体勢を取り戻す。
『こンの野郎!』
巨体を掴み引き倒して馬乗りになる新星。
『よくもやってくれやがったな!喰らえオラ!喰らいやがれ!』
そして右に左にと滅茶苦茶にパンチの連打を浴びせる。
『オラどうした!見掛け倒しか……?』
やがて反撃はおろかなんの反応も示さない相手をいぶかしみ、新星はやおら立ち上がってその巨体を持ち上げてみた。
『……また抜け殻かよ!?』
投げ捨てたそれは、やっぱりアーマーの前半分だけであった。


◆明智 智晴・4◆

《キャストオフ! チェンジ・シケイダ!》
遠く智晴の見つめる先で、突然現れた巨体ライダーが下半身まで覆っていた全ての装甲をパージした。
背中のパーツは細かく分割されたのになんでか前半分だけ丸ごと飛ばしてネオゼクトの阿呆を吹き飛ばしていたが(ちなみにすぐ横を転がっていった奴は、未だその『抜け殻』と遊んでいる)。
『ネオゼクトの阿呆が敵対していたなら、あれはゼクトか……?』
セミを上下逆さにしたようなフェイスパーツ。
セミの翅をフォースアイとして模した面相がワームを睥睨している。
『聴くがいい!破壊の音(ね)を!貴様らが殺めた人々の叫びと知れい!』
相変わらずの大声で告げた巨体ライダーが、ベルトバックル端のレバーを引く。
するとクルリと裏返るセミのゼクター。
そのゼクターの腹部に丸いパーツ、どう見てもスピーカーにしか見えないそれが現れる。
『……まさか』
続いて、裏返ったセミのゼクターの翅を引いてチャージアップ。
『ライダー、ソニック!』
宣言と同時に翅を押し戻す。
電光が全身を駆け巡り、やがて腹部ゼクターへ集中した。
《ライダーソニック!》
その途端、無数の弦楽器を一斉に引っ掻いたような騒音が爆発する。
風景が揺らぐ。巨体ライダーの間近にいたワームから次々と自壊し緑の爆炎と化す。
それどころかワームを攻撃していたマホークマイザーまでもが自爆していった。
『音波……破壊音波か!?』
急いで呼び戻したマイザーを自分の手前で自爆させ、音波に対する一時的な防壁と成し全速で後退する。
そこにいたネオゼクトの阿呆が音波に吹き飛ばされるが、その虹色の力場で相殺したらしく元気に悪態を吐いている。
そんな惨劇の元を見やれば、そこにあれほど群れていた十数ものワームは一匹残らず消滅し、腕組みして胸をそらした巨体ライダーがいるのみだった。
『広域殲滅型?……なんてむちゃくちゃな……』


◆◆

べき……、べきごきがき……。
そこに、どこからか鈍い破砕音が聞こえてくる。
いぶかしんで辺りを見回す智晴の目に、こぼれ落ちてきた一筋の砂が見えた。
『これは!?』
見上げたその十数メートル先の天井。
そこに見る見る内に縦横に亀裂が走り、瓦解し崩落してきた。

『なんだあ!?』
降り注ぐ地上層を構成する建材に、後退を余儀なくされる新星。

『まさか、今の破壊音波が!?』
間違いない。逃げ切った智晴が効果範囲と見切ったその半径は、確かに天井まで届いていた。

『クソッタレ!おいテメエ!待ちやがれ!』
新星の絶叫も虚しく、巨体ライダーとの間の空間は大量の建材・土砂・鉄骨の瀑布に埋め尽くされ、接近は不可能となってゆく。

『滅茶苦茶ですね!一体なぜこんなことを!?』
次々と崩落してくる建材からライダーシステムの脚力で必死に逃げる智晴。
それにしてもこの瓦解した瓦礫の尋常でない量。
恐らく地上の真上になんらかの建物があったのだろうが……。
『あああああ!?』
その時、そこに落ちてきた見覚えのある看板に気付いた智晴が絶叫をあげた。


◆台場 和馬・3◆

翌朝。
「……ぬ?」
いつものように仕事場である建築工事現場にやってきた和馬は、その異常をいぶかしんで立ち止まった。
なぜか昨日まで築き上げた鉄骨の建築物が、根こそぎ消え去っていたのだ。
それどころか、その工事現場の敷地全体に『建物を丸ごと飲み込めそうな大穴』が空いていた。
「むう。これはなんとしたことだ?」


◆◆ to be continued.◆◆


関連記事

テーマ:仮面ライダー - ジャンル:サブカル

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://lwisfgarden.blog.fc2.com/tb.php/5-9afd45f6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。