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ルィスフガーデン

鏡よ鏡。もう少し手加減しておくれ。自分の美しさで目が眩んでまともに鏡も見られない。

track.39 ブレイドの世界

今日のごはんは和食?洋食?それとも中華?
ここならなんでもそろってる!
世界中のお料理を、よりどりみどりで召し上がれ♪
料理は国境無制限!ファミリーレストラン『ぼ~だれす』♪


かようなTVコマーシャルが絶賛放映中の、いま話題のファミリーレストランチェーン店『ぼ~だれす』の自動ドアをくぐり、透と初、そして変質者が入ってきた。
『いやぁーん♪久しぶりのレストランよぉ♪甘いものはあるかしら?あるわよね?あぁんもう死んじゃいそう♪』
そう言ってくねくねと身を捩らせたのは恭也である。
恭也ではあるのだが、なぜかその髪は嵐の夜の柳の木のようにぼさぼさに乱れ、そのばらばらな前髪の隙間から覗くかっ開かれた瞳はピンクに輝き、髪の中にピンクのメッシュが一筋からまっており、そして唇が艶めかしく紅に染まっていた。
内向きに捻った両手首を口元にあて、異常犯罪者のように興奮するその恭也は、嫌悪感に身を引く他の客を無視してさっさと空いているソファに転がり込んだ。
『おっねえさ~ん!こっちこっち♪あのねぇ、ケーキちょうだい!お店のぜぇんぶ♪』
「いらっしゃいませ~♪『ぼ~だれす』へようこそ♪」
ずばぁん!と接客の挨拶と共にもの凄い勢いで振り下ろされてきたアルミトレイの一撃を脳天に受け、その恭也はテーブルに突っ伏して動かなくなった。
「うむ。瞳子。」
そこへ歩いてきた透が、やはりさっさと恭也の向かいのソファに座り込んだ。
そして透の隣に並んで腰掛ける初。
「……ありがとよ。」
やがて、恭也が髪型と瞳の色を元に戻して起き上がってきた。
「どういたしまして♪」
それに快活に応える、このレストランのウェイトレスを勤める可愛らしい制服姿の瞳子。
「ご注文はお決まりですかぁ?」
曲がったトレイを胸に抱き、営業スマイルで訊ねる瞳子の前で、恭也はメニューを引き抜き一部を初に差し出した。
「ほらよ。」
「ありがとう!」
「瞳子。コーヒーを寄越せ。」
「って早ぇな!?」
二人を待たずにいきなり注文を告げた透に恭也がツッコんだ。
「ぁあ、まあ、俺もコーヒー。」
「わたしは、アップルジュースで。」
「かしこまりましたぁ♪少々お待ちくださいね♪」
その手の端末に注文を入力した瞳子はにこにことそう言って下がっていった。
「ってか瞳子のヤツ、ノリ違わねえか?」
「あれは瞳子の異次元同位体だ。「別世界のもう一人の自分」というやつでな。パーソナリティに若干の差異はあるが、記憶は共通している。」
「……ほう。」
「お待たせ致しましたぁ~♪」
そこへ、新しいトレイに各々の注文の品を載せた瞳子が戻ってきてそれぞれの前にカップを、グラスを置いた。
グラスの横に添えられたストローの包みを破く初の横で、透がカップを取り上げ中身をすすると、怪訝な顔で瞳子に告げた。
「おい瞳子。不味いぞ。」
「黙れよ。」
突如聞こえてきた、どろり濁った声音に初と恭也が慌てて見上げるが、瞳子の顔は瞬時に営業スマイルに化けていた。
今、一瞬だけ違う顔が見えた気がしたが……。
「当店のコーヒーは最高級の豆を使用しました特製のブレンドとなっております♪ 文句がおありでしたらどうぞお引き取り下さいませ?」
「竹中が淹れたコーヒーと全然違うぞ。」
「大量生産品でアレに敵うワケねぇだろ!? ……我慢してお飲み下さいませ♪」
やはり一瞬だけ凶暴な顔を覗かせた瞳子はがらりと営業スマイルに変化すると、さっさと下がっていってしまった。
「……おい透。どこが「若干の差異」なんだ?」
「なにか問題が?」
「あんだけ言われて無視かよ!?」
真顔で問い返した透に仰天する恭也。
「瞳子お姉ちゃん、怖い……」
初が、泣きそうな顔でぽつりと呟いた。

「…………。」
ファミリーレストランチェーン『ぼ~だれす』一号店の店内のひとつのテーブルで、剣立 一真はフォークをつまんだまま宙を見つめ、一見鋭利にも見える顔を弛緩させてぼんやりとしていた。
「おい剣立。なにをボーっとしている。」
向かいの席に座る長髪の男が厳めしい顔で言ってきた。
「いらないのなら、そのビーフシチューハンバーグを俺に寄越せ。俺が食う。」
「……っていらないワケないだろ!? 食うよ! ってかなんで菱形さんはそう他人の食べ止しを食いたがるんだ!?」
勝手に皿を引き寄せようとする菱形の手から慌てて器を奪い返し叫ぶ一真。
菱形と呼ばれた長髪の男はなおも器の中身を求めてフォークを伸ばしてくる。
「何を言う。この世でいちばん美味いのは他人の食べ止しだ。ことわざにも「隣の柿は甘い」と言うだろう。」
「正確には「甘そうに見える」って内容だろそれ!? 食べかけがどうとか関係ないから!?」
「俺に言わせれば他人の食べ止しはダメージジーンズと同じだ。他人が食べているものは、より美味そうに見えるだろう。だから客に出す前に従業員が一口かじってから出せば見た目の美味さが倍増すると、いつも会議で言っているだろう!?」
「あんた正気か!? そんなのお客さんに出せるワケないだろう!?」
言い合いながら、一真と菱形は必死の形相で器を引っ張り合っていた。
その菱形の隣では、黒縁メガネをかけたどこか坊ちゃん臭い幼い印象の男が、アニメキャラクターが描かれたファイルを開いて、中にぎっしり詰め込まれたカードゲームのカードを眺めてニヤニヤしていた。
「……って、おい、睦月! お前もそんなん見てないでメニューの改善点とかちゃんと考えろよ!?」
「うん。おいしいよ。」
睦月と呼ばれた男は、ニヤニヤしたままファイルから目を離さずに素っ気なく応えた。
「てめええ!? 適当に言ってんじゃねえ!?」
「……もう、どうでもいいんだよボクは……」
諦観に染まった声音で呟いた睦月は、そのままファイルのページを繰って無視してきた。
「ああもう!? おまえら、ちっとは真面目に考えろよ!?」

政府直轄の秘密組織「BOARD(ボード)」。
人類を脅かす現代に蘇った不死身の生命体アンデッドに対抗する為に作り上げられたライダーシステムを運用するにあたり、その莫大な費用を国に負担させることで稼働していた組織であるが、国に予算を認めさせるために確実な成果を示す必要がある為、組織はまるで利潤を追求する一般企業のような体制を取り、厳しい階級制度を敷いて競争意識を植え付けることで従業員の能力を高めるという方策を行っていた。
それは結局のところ、かつての前社長・四条 始が一部のアンデッドと結託して計画した、「脅かす者」と「護る者」のイタチごっこを永遠に続けさせて会社を存続させ、やがてはその利益によって研究を重ねて最強のアンデッドを創り上げ、世界征服を狙う陰謀の為だった。
その陰謀はディケイドの介入によってすんでの所で潰えたが、前社長・四条 始の「社長としての懸念」は、実に現実的な問題として残された一真たちの前に立ち塞がった。
すなわち。
アンデッドが全ていなくなれば、ライダーシステムは必要なくなる。
ライダーシステムが、「BOARD」が必要なくなれば、国は予算を割く必要がなくなる。
資金源がなくなったら「BOARD」に所属する社員は、全員路頭に迷うことになるのだ。
アンデッドから人々を護ることが仮面ライダーの使命だったから、アンデッドがいなくなることが最終目標なのは当然だ。
だが、その後はどうする。
前社長・四条 始はそれを防ぐためにアンデッドと結託した。だがそれでは会社と社員は守れても本末転倒だ。
だから、一真たちは考えた。
仮面ライダーとしての使命が終わっても、会社に所属するみんなの生活を守れる方法を。
まだ、アンデッドが残っており、国が予算を出してくれている今のうちに。

そして編み出された手段が、かつて介入したディケイドこと士が一真を教え諭し、働く仲間として皆を繋いでくれたこの社員食堂をレストランとして開業することだった。
どういう訳か、士の手腕のおかげでメニューの内容は充実し、料理の質は向上し、業務形態も確立されており、飲食業界に打って出る条件は既に全てそろっていたのだ。
これを活かさない手はない。
これでまだ戦える。社員のみんなを、路頭に迷わせずに済む。
一真たちの、新しい戦いが始まったのだ。

その努力の結果生まれたのがこのファミリーレストラン『ぼ~だれす』である。
いずれアンデッドの全滅と共に消滅する「BOARD」のその次の職場として。そして境界を越え世界を渡ると言っていた士にあやかって考え出され命名されたのだ。
仲間たちと協力し合い、助け合い、励まし合い、そして成長し合ってゆく為の働く場所として。
「……だっていうのになんなんだお前たちは!?」
食器を片付けられたテーブルで、一真は二人を叱りつけていた。
睦月はともかく菱形は一真より年上だったが、今は関係ない。
名義上、現在の『ぼ~だれす』の社長は一真なのだが、実質はこの三人の共同経営という形になっており、同格の仲間と見なしてのことである。
「もっと真面目に考えろよ!? 店も順調に増えているし、いずれ俺たち三人はそれぞれ分かれて各方面の店を管理して運営してかなきゃなんないんだぞ!?」
「ああ。真面目に考えているぞ。」
「どーこーがーだー!?」
菱形の言葉に一真はばんばんとテーブルを叩く。
「……なんかさぁ。緊張感がないんだよねぇ。もっとこう、ギラギラした競争社会っぽくいきません?」
「あげくどうなったのか、お前らも知ってるはずだろう!?」
睦月までぼやくように吐き捨てるのにも言い返す。
「社長は、いや、前社長はそうやって失敗したんだ!二の轍を踏む訳にはいかない!」
もう一度テーブルを叩いて言い切ると、今度は懇願するように言葉を続けた。
「……頼むよ。動機はどうあれ、一緒に戦ってきたお前らは頼りになるって思ってるんだぜ?菱形さんも、食べかけがどうとかじゃなくって、美味く見える理由って、ほかに何かあるでしょう? 睦月も、お前の戦略の知恵だってアテにしてるんだからさ。」
「おい。お前。」
そこに、唐突に横から何者かが話しかけてきたのを一真は見上げた。
「あ?」
「お前、ブレイドだな?」
「? ああ。」
背の高い男が、無表情に訊ねてくるのに応える。アンデッドが残り少ない今、それを秘密にする意味はあまりない。
「……あんた、何者だ?」
一真の問いかけに、男は一枚のカードを突き出して応えた。
一真に見覚えのあるカードを。
「同じようなものを見たことがあるだろう?俺は、ディケイドと同じ出自の者だ。話がある。」

四人掛けのテーブル席をふたつ繋げて八人掛けの形に増やしたソファに、透と瞳子、向かいに恭也と初が腰掛けた。
一真と菱形、睦月らと横に向き合う。
「……と言う宇宙の接触崩壊の危機については、ディケイドから既に聞いているな?」
「ああ。まあな。」
透の説明に、一真が曖昧にうなずいた。
「あんまり実感はないけど。……って言うか、瞳子は異世界の人だったのか?」
かつて士と行動を共にしていた二人の人物を思い出し、一真はウエイトレス姿の瞳子に問いかけた。
「違うっすよ。よその世界の「もう一人のあたし」ってヤツがいて、そいつが透の手伝いしてるんで、あたしも手伝いしてるんス。」
接客時とはまるで異なる態度でしゃべる瞳子に、恭也と初は完全にヒいていた。
「……あのよ。瞳子は、そっちのヤツとは知り合いなのか?」
「あぁ。」
恭也の問いに、瞳子はまるでチンピラみたいに返事をした。
「カズマとは、昔一緒にツルんでた仲。」
「はっはっ。瞳子。その話はやめようよ。」
「りょーかいっす。」
ちゃ、と指先で敬礼して瞳子は一真にうなずいた。
「なんだよ。そうとうハジけてた黒歴史でもあんのかよ?」
「いいだろ別に。若気の至りってやつだ。お前にだってあっただろ?」
もういいだろと言わんばかりの一真の目線が恭也のどこかと通じ合う。
「まあな。」
「そこで、ディケイドが干渉したこの世界の問題とは別に、本来ならこの世界にいなくてはならないはずの存在が別の世界にも現れた。それを連れてきたから確認しろ。」
話を遮り、透は初を指さした。
「まず、この少女の姿をした者は、ジョーカーだ。」
がたがたがたがばんっ!
言った瞬間、菱形と睦月がそろってプロパーブランクを握って立ち上がり、同時に一真が菱形を、瞳子がアルミトレイで睦月をしばき倒した。
初は涙目で恭也にしがみついている。
「落ち着けお前ら!?」
「いきなりナニしやがんだ、あぁ!?」
続いて瞳子は透の頭にもトレイを振り下ろした。
「てめえもいきなりバラしてんじゃねえよ!?」
「いずれ説明せねばならない情報だ。」
「だからって、こーしていきなり襲いかかってくるバカだっているだろうが!?」
すぱんすぱんと透の頭をトレイで叩くが、透にはまるで効いた様子がない。
そこに、こっそりとプロパーブランクを差し出してきた睦月の手を瞳子はいきなり踏み潰した。
「痛い痛い痛い痛い!?」
「いいか良っく覚えとけ!こっちの初に手ぇ出そうとするヤツぁ、あたしがこのトレイに封印してやるかんな!? どうやってか?は!こうやってカードみたく真っ平らになるまでブっ叩いてやんよこーやってッ!」
「痛い痛い痛い痛い!?」
「はっはっは。瞳子。あと2~3発くらいにしときなよ。」
言いながらアルミトレイで睦月を滅多打ちにする瞳子を、一真が朗らかに窘めた。
「……で、説明してくれないか?ジョーカーは、確かに俺と士で倒したはずだ。」
「うむ。俺もディケイドからの情報でそれは知っている。」
改めて一同は居住まいを正したが、一真の向かいの約二名が変死体と化していた。
「だが、ディケイドはイデアファウンダー・アンデッドを封印するのではなく「破壊」してしまった。アンデッドとは各種生物の始祖にして概念の化身。本来は破壊不可能な存在だ。そしていかなる理由があろうとも「消滅」することはない。」
「回りくどいな。どうして倒したアンデッドがまた出てきたのか教えろよ。」
瞳子の指摘に、透は変わらぬペースで話を続けた。
「うむ。破壊されたアンデッドは、「統制者」によって再び出現する。」
「何!?」
一真が血相を変えて立ち上がった。
「じゃあ、まだ社長の陰謀は……」
「その心配はない。」
一真の脳裏に浮かんだ懸念を、読み取った透が否定した。
「高等なアンデッドの中には多種族に化身する能力を持つ者もいる。戦いを有利に進める能力のひとつだ。だがそのインターフェースは封印されると同時にリセットされる。パラドキサアンデッドは既にこちらで封印した。「鎌田」とかいう人物ももはや存在しない。だが、ジョーカーに限っては話が別だ。」
「そのジョーカーは、ただの人形みたいなものだよ。」
そこで、初が声をあげた。
まだ恭也にべったりとくっついたままだが、瞳には力がこもっている。
「……わたしは、ずっと眠っていたかった。戦いなんて、したくなかった。」
恭也の服のすそを握る手にも力がこもる。
「なんでか分からないけど、再び解放されたヒューマンアンデッドを封印して取り込んだ時から、わたしはジョーカーとしての自分がイヤになったの。だから、途中で自分で自分を休眠状態にした。」
言って、初は薄べったい機械を取り出した。
「それは!?」
一真が息を飲む。
中央に、ひし形で構成された赤いハートマークをあしらったバックル。
伝説の仮面ライダー カリスのカリスバックルであった。
「きっと、その人はこれを使って何かをしたんでしょ?わたしも、この中で力だけを吸い出されてるのは感じてた。その人は、ジョーカーの皮を被っただけ。本物のジョーカーは、わたしです。」
初は、カリスバックルをしまい込んだ。
「ハートスートのアンデッドは、全部封印しました。」
「え?そうなの?」
その言葉に一真が仰天する。
「みんなが、手伝ってくれたからですけど。」
「ああ。まあなかなか手応えがあったぜ。」
初の言葉に恭也が続けて告げた。
「他の世界でも、異世界の存在が侵入しているという異常が起きている。一度ディケイドに破壊されたジョーカーは、「統制者」によって再出現する際それらと同じ要因で別の世界に現れたのだろう。」
そして透が続けた。
「このジョーカーをどうするかはこの世界の問題だ。初に、争う意志はないのだから、それは後で考えればいい。それより先に片付けなくてはならないものがある。」

そして一同は、レストラン『ぼ~だれす』の裏手にある広大な駐車場にやって来た。
「……な、なんだこりゃあ……」
一真と菱形、睦月はそれを見て呆然としていた。
そこにあったのは、駐車場に沿う道路を視界の端から端まで覆い尽くす、長大で荘厳な列車。
あるはずのない線路まで敷設して、そこに圧倒的な存在感を放射して鎮座していた。
自動車が、出口に困って右往左往している。
「邪魔。」
「用が済んだらどかすってよ。」
瞳子の呟きに恭也が応える。
「さて。お前たちこの世界の仮面ライダーに片付けて欲しいものとは、これだ。」
巨大な列車の側面の壁が開き、中から三つ首の異形が咆哮と共に姿を現した。
『ガーーーー!』
「人造アンデッド「ケルベロスアンデッド」だ。」
「「うわ、うわーーーー!?」」
慌てて一真たち三人は己のライダーシステムたるバックルを腰にあて、変身してケルベロスアンデッドに立ち向かう。
『ガーーーー!』
そして三人をあっさりと蹴散らしたケルベロスアンデッドはどこかへと走り去っていってしまった。
その跡には、ぷすぷすと煙をあげて五体投地して突っ伏しているブレイド、ギャレン、レンゲルの三体。
「……びっくりするほど弱いな。」
「透が「びっくり」なんて言葉使うなんて珍しいじゃん?」
「……い、いや、待て、なんだあれは……!?」
ようやくこんがりとコゲたブレイドが肘を突いて上体を起こした。
「だから、人造アンデッド「ケルベロスアンデッド」だ。」
「そーじゃなくて!?」
半泣きの様子で起きあがるブレイド。
「なんなんだよあの強さ!? 有り得ないだろ!?」
「頑張ってパワーアップしろ。俺の用事はこれだけではない。」
素っ気なく返した透は、続けてブレイドに問いかけた。
「それで、この世界に何か異常は起きていないか?アンデッドや、そこの「時の列車」以外のものによる、異常だ。」

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テーマ:仮面ライダー - ジャンル:サブカル

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